【第6話】ウィッグはヘアメイクの革命だと思う。100年前にヘアカットが生み出された時みたいに。by 山縣 喜代子

美容室を8店舗、振袖撮影を10万名以上プロデュースした経験で女性用・医療用ウィッグも展開。
ヘアスタイルを楽しみながら、ライフスタイルを輝かす方法をお伝えします。

エデュー創業者 山縣 喜代子
時間からの解放が女性をダイナミックにする
うちの息子は、イギリスのヴィダル・サスーンって人から直接通訳なしで、学んでるんです。
そのとき彼から聞いた話とかもホントいろんなこと勉強なりまして。
ヴィダル・サスーンという人は、ハサミで髪型を創造することを考案した人で。
今まで女性がヘアセットに何時間もかかっていたことから解放したのが社会的な評価だったんですよね。
1920-30年の頃って言ってたかな。その頃はね。髪のセットアップに3時間ですって。
で、ヘアカットしたままの髪型で出かけれたら、外出時間がその分増える。
美しさと手軽さを手にしたのね。
簡単にできてね、それで動きがあってね、活動的で。
それは、シャネルも一緒ですよね。シャネルスーツの元々の考え方がそうですよね。
もうすごい開放的で、活動的でっていうものを原点でつくられている。
と思うんですね。
ウィッグは自分の髪以上に手軽に再現できる
私がウィッグをつけてこんなスタイル作るのに、1分かかるかかからないかなんですね。
だから、私はいま言った時間の解放からすると、みなさんもっとウィッグを利用なさったらって思うんですよね。
例えば、今日みたいにお天気が悪くって、湿度が高いときってやっぱりいくら家できれいにしてもぶわってなるじゃない。
じゃあ、上だけの表面だけのうすーいのがあるのよね。
全体のこんなんじゃなくって。それをつけられたらものすごく楽なのにとか思ったりするわけ。
だから、そういうことの時間節約のためにこういうの使った方がいいんですよ、
っていうのを宣伝活動としてもっとしていかないといけないんでしょう。
それこそさっきの原点といっしょ。時間から解放する。
例えば、髪に1時間かかる、30分かかるのが、ほかのことができるわけでしょう。
まだまだご存じじゃない方が多い。
女性が綺麗でいるための、そのかける時間から解放するっていうそこの重要なところが販売するにあたって、抜けているかもわからない。
どのメーカーさんも。
もっと子供の時間とれるかもわかんないじゃないですか。もっと本読む時間をとれるかもわからないじゃないですか。
白髪隠しでカラーすることもウィッグもパーマも全部同じ。
私にしたらウィッグに抵抗感があってというのは、自分の偏見で時間を損してるだけ。
白髪を染める人も色々あって。白髪を見せたくないのか。
イメージする自分になりたいのか。
付けている感覚がない!ここまで進化している
これウィッグなのね。私自身の髪が少ないもんですから、主人はこれでも多いっていうの。
ものすごく少なく作ってるんですけど、これでも多いって。ものすごくナチュラルでしょ?
これは夏用のウィッグですから、暑がりさんだったら1年中こういうの使われると、ものすごい風通りがよくて涼しいです。
透けて見えるぐらい。ここにも置いてますけどね。
これはオーダーなんですけど、オーダーでもうちらは半分ぐらいの値段なんですよ。
この中に手を入れて風がピューっと通るのが分かるの。
もう23gしかないの。玉子1個分あるかないか。そういうものなんです。
で、私なんかは、このウィッグとって温泉なんかつかれないから、ウィッグをつけたままで露天風呂とか行って。
もう1個着替えを持って行って、汗で帰るとき、着替えのをかぶって帰るって感じですね。
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(実際使用中の部分ウィッグの薄い写真に差し替え?)
私はこの年になったんで、ずっと立ってということはないんですけど。
でも色々な講習だとか、病院関係のそういう色々なお話だとかお手伝いさせてもらったり。
こちらのサロン(心斎橋)にお客様があったときに、スタッフの子と一緒にお迎えしていろんなことするんで、そういったときにスタッフの人に教育もできるので。
次回予告!
見た目も心もキレイに生きるとは。
海外留学から感じる危機感。
日本の若者よ!「ネバーギブアップ!」
~つづく~