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【第1話】ヘアスタイルの美しさを半世紀以上追求してきた美容室経営者のストーリー

 
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1978年オープンの大阪・東京・札幌にある美容室です。40年来培ったヘアカットの技術で、女性の理想的なヘアスタイルの追求しながら、サロンで創る美しく自然なウィッグを提供することが私たちの特徴です。 2007年、関西医科大学附属病院(大阪府 地域がん診療連携拠点病院)での出店をきっかけに、12年間で10,000件以上抗がん剤治療、円形脱毛症、薄毛で悩まれる女性の髪型をサポートさせて頂きながら、お客様へお待たせしない、ウィッグを着用したままのスタイリングを提供しています。 全スタッフが女性で、病院内サロン勤務経験者でプライバシーを重視した心のケアにも対応しています。
山縣 喜代子(やまがた きよこ)
300回を超える海外渡航で日本人女性の美しさを追求。

美容室を8店舗、振袖撮影を10万名以上プロデュースした経験で女性用・医療用ウィッグも展開。

ヘアスタイルを楽しみながら、ライフスタイルを輝かす方法をお伝えします。

 

エデュー創業者  山縣 喜代子

 

インターン後独立、NY渡航は10回以上

23歳の時に、知り合いの紹介で初めて美容室をもったのですが、その美容室は60年以上の中古のお店で。

雨漏りはするは、ドライヤーではなく“おかま”(ご存じかしら(笑))で髪を乾かしていた時代で。

 

結婚のときにもうすでにお店を紹介されて、そのちいちゃな6畳一間ぐらいのお店を始めてたんですね。

高校出てから美容学校に入りました。美容学校は昔はそうですね、1年で行けたのね。

であと、インターンに入って。またそこの行った先の美容室、ちいちゃなところなんですけど、お客様の層がものすごく有閑マダムがきたりとか、阪急電鉄の奥様がきてたりとか。

その先生もすごくセンスのいい先生だったので、いろいろ感覚的に学ばせていただきましたね。

 

 

その頃、主人は仕事柄いろんな商社の人と全世界を回るような仕事だったのね。

まぁ、ラッキーといったらラッキーですが。

高校の時に知り合ってるんです。ませてたでしょう!(笑)

 

学校は違うんですけど、クラブの部長さん同士が集まるミーティングみたいなところで、知り合ったんです。

だから、学校は全然違うんです。私はずっと女子高だったから。

 

その後、すぐに結婚したんですけれど。そのぐらいから主人もいろんな商社の方と全世界を歩く仕事、営業ですので。

外国の場合は夫人同伴の場合も多いので、連れて行ってもらうことが多かったんですね。

 

もう300回以上海外出てたんです。もういくつの時かな、ずっと前なんですけど、今はもっとね。

だから、ニューヨークなんかも早くから10何回行ったりとか。

NY

 

海外で発見!髪型と歩き方で垢ぬける

で、前から気になっていたんですが、今は綺麗な方が多くなられたけど、その時代は特に、日本の方というのは全然垢抜けなかったの。

 

文化としては着物からきているので、もちろん歩く姿勢も違いますし、それと頭の大きさも全身のバランスもそんなに気にならなかったし。

 

日本の女性に対してどうしたらもっと綺麗になれるんだろうと、といろいろ考えている部分がありましたね。

 

 

幼い頃から私自身は絵を描いたりとか、絵を観たりとか、なんというのかしら、美しいものが好きで。

美術館行ったら何時間でも帰りたくないという、そういうものをもってたんですね。

 

で、いろんな国を回る中で、こう観察するとですね。

歩く姿勢もそうだけれど、やっぱりメイクよりもヘアスタイルっていうものに気がついたんですね。

いわゆる

ヘアスタイルの重要性

 

 

そういうものがあって、美容室をしながら、お客様と携わりながら、今のカットはいいんだけれど、ちょっとやっぱりこだわりですよね。

とにかくそういうところで、私自身のいわゆる感性というかね、きれいなものを見るのが好きだったりするもんですから。

女性にそういった、なんというかメイクというものも含めてですね、きれいになっていただきたい。

 

 

色々研究するにあたっては、からだ全体の中で占めるっていうのは、プロポーションでしょう。

で、プロポーション変えるわけにいかないから、もちろんお洋服の選び方とかも関係してくるんですけど。

 

『歩き方とそれから髪型が一番重要だ』、と気がついたんです

 

歩き方と髪型、それでもう垢ぬけた!

垢ぬけを創れるなぁって思ったんですね。

 

 

海外には今でも毎年1か月間、イギリスのオックスフォードに同じホームステイのお世話になって。

家族同様でもう十何年続いてるの。

だから、ほんとに家族みたいでね。

 

あと、ロンドンではノーベル賞取った山中教授と親友の方が、私たちととっても親しくて、大英博物館の前でお好み焼き屋やってるんです。

そういうので、ロンドンにはうちの家族はしょっちゅう行くことがあったりとか。

 

感性を磨く、いつになっても大事ですね。

 

美しさへの追求を与えてくれた家系と環境に感謝

私の家も商売をしてたんですけれど、ただ父親の方はですね、あの遺伝的にというか。

ものすごく絵も上手だし、そういう芸術性のものができるんですね。

昔の人にしたら、あのフィギアスケートっていうダンスあるじゃない、あんなんも上手だったし。

ピョーンと飛び跳ねて、昔のあんなおじいさんがね。

ダンスしたりとか、踊りとか、日本舞踊とか、絵を描かしてもすっごい上手でしたし。

だから、芸術的なそういうものを父親は持ってましたね。母親はだいぶ違うんですけど。

 

 

父親はそういう美的感覚もすっごくよかったもんですから、私もちいちゃいときから絵を描くのが好きだったりとか。

小学生のときに、よく大阪城のあるじゃない、みんなで写生したりとか、そんなんも賞もらったりとか。

だから、デッサンとかあういうの好きですね。あの一流になれるほどの腕ではないですよ。

だけれでも、そういうのは好きですね。

だから、お洋服つくるのも好きだし、自分でいろんなものを創作するっていうのは好きですね。

 

 

そういった意味では、環境的に恵まれてたんでしょうね。探求心を育ててくれるっていうことがね。

 

だから、振袖の撮影も、ウィッグの商品開発も全部独学。あーじゃない、これじゃないの繰り返しで。

 

自分が納得するまでトコトンやりきる。

そうしたら、お客様からも評価頂けるんですよね。ありがたいことに。

 

時間は命、人間力は過ごし方で決まる

これからの世の中どんどん必死に勉強していかないと、

ただ単に勉強するということでは、ダメでしょうねぇ。

 

 

今から大切なのは、英語と、それからIT語ね、コンピューター語ね。

ものすごく重要で、あと人間力。

この3つが大切になっていくというのを聞いたことありますけど。私もそう思いますね。

コンピューターっていうのは、しょうがないんですけど。

いいところも悪いところもものすごくあるんですけど、言語がわからないとついていけないでしょう。

それは私にとってもものすごく難しい話なんですけどね。英語はいま一生懸命頑張っているんですけど。

 

 

あとは、人間力っていって今まで経験してるんですけど。

培ったもの、

自分が苦しいときにどう自分に言い聞かせてそういう心になっていくか、

時間を無駄にしないか

命イコール時間 と私は思っているので。

 

 

だから、長かったらいいとは考えていないんです。

時間は命 です。それは当たり前の話ですね。

生まれてから死ぬまでの時間を、

どう過ごすかということで、

結果がどう出るかってこと。

でしょう。

 

お金持ちでいろんな恵まれて育った人と、何にもない貧しいおうちで育った人と。

じゃあ成人になって、何十年後に会ったとき、全く逆転してる場合もある。

それはその人の時間の過ごし方でそうなっただけ。ですよね。もちろん偶然もあるんですよ。

 

だから、

時間の過ごし方っていうのが、

私は一番のキーワードだと思ってるんです。

物事をこう創造していくにあたって。

 

自ら切り拓き、取り組む胆力が達成感に向かう

美容師さんっていうのはよく講習行くのが好きなんです。

それはそれでいいとは思うんだけど、私は講習ってものに行ったことがないんですよね。

だから、アップも何もかも有名な女優さんなんかもアップさせてもらってたりしてたんです。

で、うちのスタイリストの子なんかも、有名な女優さんのヘアメイクなんかしてたんですけど、私なんかもアップを習いに行ったことはないし。

 

最初に入った美容室の先生は、入らせない。カット入れるぐらいになるまで、伸びてきたらやめさす。

絶対自分がカットしないと気に入らない。お客様には。店の子にはさせない。

だから、私は誰からもカット習えずじまいで、でも自分で全部経験してできるようになってるんでね。

割と自分で何でもやっちゃう。そうそう一生懸命やってたらなんとかなる。なっちゃう。

 

みんなほんとはやる気があったらできるのに、できるんじゃないかと思ったりはしてますよ。

私は自分でしようと思うから、できるんだけど。

他の人は習わないとできないわっていう思い込みがあるんじゃないと思ったりしてるわよ。心の半分わね。

 

 

でも、いくつになっても結局は自分の探求心。

偉そうに話してますけど、どんなお客様も100%満足させるぞ!って思うけど。

いつも「どうだったかな?」って。

ウィッグのお客様が増えて余計にそう感じてます。

ウィッグってモノじゃないんですよ。

買われるご本人も気づいてないけど。いくつになってもね。うん、探求心。

 

次回予告!

人との出会い、みんなに支えられての人生。

一女性が育児、家事、仕事をいかに両立してきたか。

「ないモノは自ら創り出す」方法とは。

 

~つづく~

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1978年オープンの大阪・東京・札幌にある美容室です。40年来培ったヘアカットの技術で、女性の理想的なヘアスタイルの追求しながら、サロンで創る美しく自然なウィッグを提供することが私たちの特徴です。 2007年、関西医科大学附属病院(大阪府 地域がん診療連携拠点病院)での出店をきっかけに、12年間で10,000件以上抗がん剤治療、円形脱毛症、薄毛で悩まれる女性の髪型をサポートさせて頂きながら、お客様へお待たせしない、ウィッグを着用したままのスタイリングを提供しています。 全スタッフが女性で、病院内サロン勤務経験者でプライバシーを重視した心のケアにも対応しています。

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